よって、
議案第155号は
建設水道常任委員会に付託することに決しました。
暫時休憩いたします。
──休 憩 午前10時29分──
──再 開 午後 4時47分──
○
議長(
梶本克一君) 休憩を解き
会議を再開いたします。
お諮りいたします。
本日の
会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
梶本克一君) 御
異議なしと認めます。
よって、本日の
会議時間は延長することに決しました。
暫時休憩いたします。
──休 憩 午後 4時48分──
──再 開 午後 5時43分──
○
議長(
梶本克一君) 休憩を解き
会議を再開いたします。
お諮りいたします。
ただいま
文教厚生常任委員会委員長から、さきに付託となりました
議案第143号から
議案第145号までの以上3件につき委員長報告をしたい旨の申し出がありました。この際、これを
日程に追加し、
議題といたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
梶本克一君) 御
異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
議案第143号から
議案第145号までの以上3件を
日程に追加し、
議題といたします。
△─────
日程追加分─────
…………………………………………
議案第143号
工事請負契約(
市立宝塚小学校校舎新築復旧工事)の
締結について
議案第144号
工事請負契約(
市立宝塚第一
中学校校舎新築復旧工事)の
締結について
議案第145号
工事請負契約(
市立長尾中学校校舎新築復旧工事)の
締結について
(
文教厚生常任委員会付託分)
…………………………………………
○
議長(
梶本克一君) 委員長の報告を求めます。
15番野尻俊明君。
◎15番(野尻俊明君) (登壇)
文教厚生常任委員会委員長報告を申し上げます。
本
会議において当委員会に付託となりました
議案第143号から145号までの3件につきまして、休憩中に委員会で慎重審査いたしましたので、審査の概要並びに結果について、以下御報告を申し上げます。
3件の
議案は、さきの大震災により、いずれも校舎等の一部に被害が生じたことから、新築復旧するものであります。
まず、
議案第143
号工事請負契約(
市立宝塚小学校校舎新築復旧工事)の
締結についてでありますが、本件は、阪神・
淡路大震災により被害を受けた
市立宝塚小学校の中
校舎棟、
南校舎棟及び
渡り廊下を一体的に新築復旧するため、
工事請負契約を
締結するものであります。
工事概要は、
校舎棟については
鉄筋コンクリート造り4階
建て、
各種特別教室、
多目的スペース、職員室などで、
床面積合計は
渡り廊下を含め2,886.33平方メートルであります。
請負金額は7億8,280万円で、神戸市中央区東町116番地、
東洋建設株式会社神戸営業所を
請負業者として契約するものであります。
次に、
議案第144
号工事請負契約(
市立宝塚第一
中学校校舎新築復旧工事)の
締結についてでありますが、本件も震災により被害を受けた
市立宝塚第一
中学校の
南校舎棟、
東校舎棟及び
技術棟を一体的に新築するため、
工事請負契約を
締結するものであります。
工事概要は、
校舎棟については
鉄筋コンクリート造り5階
建てで、
音楽室などの
各種特別教室、
多目的ホール、職員室、
エレベーター機械室など、
渡り廊下を含め、
床面積合計は4,669.29平方メートルであります。
請負金額は12億1,025万円で、西宮市池田町12番20号、
株式会社新井組を
請負業者として契約しようとするものであります。
次に、
議案第145
号工事請負契約(
市立長尾中学校校舎新築復旧工事)の
締結についてであります。
本件も、さきの2校と同じく、震災により被害を受けた
市立長尾中学校の
北校舎棟を新築復旧するとともに、
クラブ部室を
運動場西端へ移転新築するため、
工事請負契約を
締結しようとするものであります。
工事の概要は、
校舎棟については
鉄筋コンクリート造り3階
建てで、
美術室を初めとした
各種特別教室、
多目的ホール、職員室、
エレベーター機械室等で、
渡り廊下、
クラブ部室を含めた
床面積合計は4,229.58平方メートルであり、
請負金額9億9,910万円で、神戸市中央区磯辺通2丁目2番3号、
不動建設株式会社神戸支店を
請負業者として契約しようとするものであります。
まず、震災支援ボランティア企業38社についてでありますが、協力企業38社のうち2社は対象から除き、指名競争入札を実施した。今回のように、3件一緒の
工事発注はまれなケースであり、今後はこういう指名は考えていないとのことであります。
なお、市内企業育成の立場で十分配慮を願いたいとの要望がありましたことを付言いたします。
次に、3校の
工事設計に係る業者選定と工期について質疑がなされたのでありますが、なぜ特名随契により設計業者が決定したのかについては、それぞれ従前から大規模改造
工事や改築計画の設計に携わり、校内設備に熟知している点や、担当部局の要請もあり、基本的に設計期間等の短縮が図れることから決定したとのことであり、いずれも震災前
工事における市の指名業者とのことであります。
次に、工期について、長尾
中学校が文部省と運輸省の補助対象
事業上の方針から、一方は来年3月末、もう一方は来年12月13日と違っている点、質疑がありましたが、業者への
工事発注仕様では、あくまで工期は来年12月13日であり、文部省の震災補助は単年度という考えから、来年3月末となっているものの、この点工期的な無理は理解いただいており、後日変更を認めていただけるとの認識に立っているとのことであります。
委員から、今後の業者指名に当たっては、より透明性、より公平性を忘れず、入札制度の持つ競争原理を生かすよう配慮されたいとの要望がなされたのであります。
今回の設計に、学校現場教職員の意見は採用されているかについて、設計段階で実務的に制約のあるものを除き、反映できるものはする中で、現場の理解をいただいているとのことであります。
次に、
宝塚小学校に見られる地域開放型スペースについては、これまでの施設の利用が低いものも見受けられるが、その対策と、今後とも改築時に設置するのか質疑がなされたのでありますが、小学校区単位でまちづくり協議会が組織されているが、活動の場所の確保が難しいのが現状であり、いろいろな機会をとらえ、開放型施設をつくっていきたい。利用度の低い施設も、まちづくり協議会と利用促進の話し合いも今後考えていきたいとのことであります。
次に、委員から、震災対策について、長尾
中学校にだけ屋外階段がないが大丈夫か、また備蓄用の倉庫は設けられていないのかとの質問があり、当局から、長尾
中学校には2カ所の階段があり、他の2校と同じく、2方向への避難経路が確保されている。また、備蓄用の倉庫については、必要性は考えられるが、今回の設計段階では考えていないとの答弁がありました。
さらに、震災時に学校が避難場所となったときに、保健室が緊急の医療センターになることが考えられるので、1階など低層階に保健室を設置することを考慮されたい。そして、今回は工期を急がなければならない事情は十分理解できるが、基本的に安全な建物をつくることをまず第一に配慮され、今後も臨まれたいとの要望がありました。
次に、
渡り廊下は耐震上、十分備えがあるのかについては、昭和56年の新耐震設計基準を20%上回る耐力を求め設計しており、応力にも備えているとのことであります。
次に、
宝塚小、長尾中では仮設校舎建設のため、極めて狭隘化した上に、さらに長期にわたる
工事によって生徒の十分な活動に支障を来しているとの苦情も出ており、生徒の学校生活の不満による非行など、生徒指導上の問題はないかただしたところ、教育委員会としてもこの点を極めて懸念しているところであり、運動会などの特定の行事については、近隣の小学校の運動場を借りたり、スポーツセンターを利用するなどして対応している。また、生徒が非行に走るといったような問題については、被災した学校が市のスポーツ大会で上位に入賞したりしているほか、教育委員会として、今回の3校を中心に被災を受けた9校の教職員などに対し、震災時の対応についてお礼を述べ、今後の協力を求めていく中で、むしろ教師と生徒が一丸となって困難を乗り切ろうとの姿勢が見られ、非行といったような問題は上がってきていないとのことであります。今後も、教職員を中心に父母の理解を求めていくとともに、子供たちに待ったかいがあったと思ってもられるような、夢のある学校をつくり上げたいとの答弁がなされたのであります。
また、教育の本質について質疑が交わされ、新しい教育の創造といった観点から、チームティーチィングによる、「教えられるから自分たちが学ぶ」すなわち「自己教育力」を高めるといったような、教育の個性化への種々の取り組みが示されたのであります。
次に、採決の結果を申し上げます。
議案第143号から145号までの3件につきましては、いずれも全員一致をもって原案どおり可決すべきが適当との結論を得たのであります。
以上、委員会における審査の概要並びに結果について申し上げましたが、
議員各位におかれましては当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、
文教厚生常任委員会委員長報告を終わります。
○
議長(
梶本克一君) 委員長の報告は終わりました。
質疑を省略し、直ちに討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
梶本克一君) これをもって討論を終結いたします。
これより
議案第143号から
議案第145号までの以上3件を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決すべきが適当とするものであります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
梶本克一君) 御
異議なしと認めます。
よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま
建設水道常任委員会委員長から、さきに付託となりました
議案第155
号工事請負契約(
宝塚ロジュマン解体工事)の
締結についてにつき委員長報告をしたい旨の申し出がありました。この際、これを
日程に追加し、
議題といたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
梶本克一君) 御
異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
議案第155号を
日程に追加し、
議題といたします。
△─────
日程追加分─────
…………………………………………
議案第155号
工事請負契約(
宝塚ロジュマン解体工事)の
締結について
(
建設水道常任委員会付託分)
…………………………………………
○
議長(
梶本克一君) 委員長の報告を求めます。
14番馬殿敏男君。
◎14番(馬殿敏男君) (登壇)
建設水道常任委員会委員長報告を申し上げます。
午前中の本
会議にて当委員会に付託となりました
議案第155
号工事請負契約(
宝塚ロジュマン解体工事)の
締結について、本
会議休憩中に委員会を開催し、慎重審査いたしましたので、以下、審査の概要並びに結果について御報告申し上げます。
本件は、さきの震災で被災した
鉄筋コンクリート造り6階
建て3棟、
延べ床面積1万699平方メートルの
宝塚ロジュマンマンションを解体除去しようとするもので、
請負金額1億9,570万円、
丸富建設株式会社を
請負業者として契約しようとするものであります。
本件について、まずこのマンションはアスベストを使用していたのかどうか、また
工事費に対する国庫補助についてただしたところ、このマンションは調査したが、アスベストは使用していない。国庫補助は2分の1とのことであります。
また、基礎部分の除却は、一般の場合、別料金であったと思うが、本件は基礎の除却費まで入っているのか、もし入っているならば、一般解体と整合性が図れないのではとただしたところ、公費解体には含まれない旨
説明している。基礎の除却は、本件の場合、優良建築物等整備
事業にて再建すべく準備中であり、再建時の本体
工事の中で基礎の除却を行うとのことであります。
また、
請負業者について、解体経験の有無、また解体専門業者がおらず、元請はいわゆる丸投げするだけで、結果、下請等が規定の料金をもらえないとの苦情があるやに仄聞するが、本件ではこのようなことがないようにしてもらいたいが、市はこのようなことを聞いたことがあるのかただしたところ、本件
請負業者は建設業者であるが、解体も可能との申し出で業者選定した。指摘の下請等からの苦情は聞いていないとのことであります。
また、今回の入札が2度の入札でも落札せず、3回の見積もり合わせとなった理由をただしたのでありますが、解体
工事は例が少なかったが、
工事内容等を勘案し、一定の基準に基づき設計価格と予定価格をはじいたが、このような結果となった。なお、今回は解体
工事なので、最低制限価格は設けていないとのことであります。この最低制限価格を設けていないことについて、他のマンションの解体
工事で、もし最低制限価格を設けていたとすれば、最低制限価格を下回るケースはあったのかについては、あったとのことであります。
また、今回の入札日に総務部長が不在であったことについて、調整がつかなかったのかただしたところ、今回はどうしても調整がつかず、次長が
代理出席したが、基本的には部長出席で行うとのことであります。
また、今回の
工事費を単純に平米割りすると、以前の公費解体基準を上回っているが、残土処理費用等が含まれているのかただしたところ、指摘のとおりであり、仮囲い等も含めたものとのことであります。
また、このマンション以外の解体、
建てかえ状況についてただしたところ、9カ所が解体予定だったが、1カ所は取り下げ、2カ所完了、5カ所が協議が調い準備中、あと一カ所はもう少しで協議が調うと聞いている。優良建築物特定整備
事業の適用を受ける再建は、ロジュマンを含め6件が予定とのことであります。
また、マンション解体に絡み、解体は
区分所有者の合意形成に大変な努力を要する。国との絡みもあり、公費解体は本年度末期限と思うが、十分配慮することを望んだのであります。
このほか、震災復興の絡みで開発指導要綱が緩和されているが、あるマンションの再建で、駐車場棟設置に伴い、隣接文化住宅をふさいでしまう計画があると仄聞するが、これは緩和措置に便乗するものではないか、こういう計画に対する指導についてただしたところ、附置条例は附置条例として、近隣環境を壊すのは好ましくない、なるべく早い時期に調整を図りたいとの答弁を得たことも付言いたしておきます。
本件は、採決の結果、全員一致にて可決すべきが適当との結論に達したのであります。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、
建設水道常任委員会委員長報告を終わります。
○
議長(
梶本克一君) 委員長の報告は終わりました。
質疑を省略し、直ちに討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
梶本克一君) これをもって討論を終結いたします。